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ハンバーガーの世紀 [book]

最近、本屋に行ってもコレ読みたいと思う本に出合えなくなってしまった。 ・・・と言うのも、ここのところハイペースに本を買い乱読状態・・・買っても中身が期待ハズレだと、途中で読むのを止めてしまうので、積読状態になっている本も多々・・・と言うわけで、家の近所、よく行くあたりの本屋と言う本屋の最新入荷以外は、何が何処にあるかも全部把握してしまった(ちょっと大袈裟だけど)。まあ、本屋というのは、その店の好みによって入ってくる本の傾向みたいなのがあって、それも大きな本屋ほどジャンルごとの担当者の裁量で大きく棚に並ぶ本の傾向が決まってしまう。だから、この店にはこういう傾向の本は期待しちゃダメとか、この店はちょっと変わってるから、マメにチェックするといろんな見たこと無い本が入ってくる・・・などなど。

しかし、行動範囲にある本屋の全てで、読んでみたいと思っていた本を買い尽くしたって感じで、それでも本を読みたい症候群は止まることは無く、久しぶりにネットブックショップ最大手のAmazonを開くと、オススメの本にコレが出ていた。

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オススメの本は、自分がこれまで買った本の傾向で、オススメの本をAmazon側が選んで表示してくれるもので、ズラズラズラ・・・っと出てくる。早速、注文をしてみるとコレ新書のようで、発売が2月10日頃と言うことで、およそ10日くらい待たされてようやく届いた。

まだ、他の本との兼ね合いで完読してないけれど、ハンバーガーの歴史を書いた本であることは間違いない。しかし、この本、書いたのがアメリカ人で英書の翻訳版で、和訳がスラスラと入ってくる読み安い訳だといいんだけど、大体訳本というのは、文法や個々の語句に拘り過ぎると、アメリカ人特有のジョーク的な表現やアメリカ人ならあたりまえのことでも、日本人じゃ、そのまま訳されても全く理解できないなんて状態になる。訳本を作るとき、どうしてそういうことに留意してくれないのかな?っていつも思うんだけど・・・。

僕の場合には、解らない表現とかが出てくると、とにかくネットで調べてみることにしている。だって、解らないままにしておくと、その本1冊、結局何も理解できないままで終わってしまうからだ。調べているうちに、アメリカ人ってこういう比喩を使うんだとか、この比喩の裏側に隠れている、本来言いたかったことはこういうことなんだってことが見えてきて、だんだん作者の人となりが見えてくると、こういう歴史を綴った本も読みやすくなってくる。このオッサン、オモロイ表現するな・・・とか、またこんな嫌味言ってるよ・・・って思えるようになれば、アッという間に読破できる。

今のところ、まだこの本の作者の傾向が見えてこないんだけど、どうやらアメリカ発祥のハンバーガーの歴史は、コレを読めば一応全て理解できるように書いているようだ。単なるバーガー好きというだけじゃなくて、やっぱりそのルーツとか、その裏側に隠れているものを知りたい。そして、アメリカの国民食と言っても過言じゃないハンバーガーを通して見えてくるアメリカ社会と言うものを、この本で感じ、もう少し理解できれば、僕のハンバーガー好きももっと面白くなるんじゃないかなっておもったりもする次第。

仕事を通じて、アメリカ文化にも少しばかり触れたことがあるし、アメリカ人のモノの考え方や感じ方、仕事に対する意識なども、そこそこ知っているつもりなので、こういうアメリカ人が書いた本を読んでいると、更にアメリカという国に住んでいる人たちの庶民感情が見えてくる。まあ、1冊の本で、ココまでいろいろと考えることができれば、1800円も高くはないだろう。関西人的には、もと取れた・・・ってことになるんじゃないかな?


  ハンバーガーの世紀 ¥1,890(税込)




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