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路面電車 [雑談]

今日はblogで何年ぶりかの電車の話題・・・というのも、間にmixiやったり、いろいろあって電車ネタは過去の物になってたんだけど、今回のこのブログはノンジャンルで何でもmemoなので、久しぶりに電車ネタ。

子供の頃からちょっとした鉄道好きではあったんだけど、大人になってからも引き続き好きなのが「小さい電車」。なんでわざわざ小さい電車と言っているのかと言うと、一般的に路面電車って言っちゃうと、ちんちん電車的なものだけになっちゃって、ちょっとそれでは範囲が狭い・・・僕の場合には、わざわざ世田谷に住みたいと思ったのも世田谷線があるから。以前は江ノ電がある江ノ島鎌倉界隈に住みたいって思ってたこともあったり・・・しかし、東京で仕事となると通勤がメチャ大変と言うことでコレは無し・・・箱根登山鉄道なんかも大好きで、箱根に住めるなら住みたいくらい・・・まあ、短い編成で短い区間を走ってる電車が好きなワケですね。だから、当然のことながら路面電車も大好きで、現存する日本中の路面電車に乗ったことがある。でも、最近になって新路線が富山で出来たりしているので、この全部乗ったことあるレコードも、富山に行って乗らないと更新できない状況。・・・実は富山はむかし仕事で住んでたことがある。そのときも、富山には市電があるってことで、志願して行った位。そして、住むところも市電の沿線と拘った(クダラン話だけどね!)

なんでそんなに電車好きなのかと言うと、大好きだった祖父母の家が、路面電車の走る国道沿いにあって、祖父母の家に遊びに行くと、国道を行き交う電車をず~っと眺めてた。それを遡ること、赤ん坊の頃、祖父母の家で泣き出すと、祖母が国道沿いに抱いて連れてって、僕をあやしたそうで、電車が来ると泣き止んだらしい・・・赤ん坊の頃から路面電車のガタゴトと言う音を聞くと、どうも心が落ち着くらしい。だから、一般的な電車よりも、路面電車や小さい電車でゆっくりガタゴト走る奴が好きなワケ。

そんでもって、どうして今回、路面電車ネタを書こうかと思ったかというと、コレ↓

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バンクーバー・オリンピックでLRTなる現代版の路面電車を特別に開催期間だけ限定で走らせるってことをやっているって話を目にしたので、それに反応してしまったってワケ。それも、日本ではありえないような開通のさせ方で、一般人を乗せちゃおうと言うのだから、日本のお役人さんもちょっとは見習って欲しい。

・・・と言うのも、今回のLRTで運行する線路っていうのが、Downtown Historic Railwayという10年ほど前から鉄道保存団体が保存する古い電車を走らせる為にあった線路を再整備して走らせることになった。更にオリンピックのための公共交通が大型バス輸送からSkyTrainというモノレールみたいな新世代電車に変更になったことで、有名観光地であるグランビルアイランドマーケットへの移動が不便になり、バスの代替交通手段の確保が必要になった。当然、オリンピックには大勢の観光客も来るので、観光地に向けた交通整備も必要になったけど、今のアメリカの地方自治体は日本と同じく、新たに路線を作る資金なんて無い!そこに、カナダのボンバルディア社(飛行機とか電車とか、日本で言うと川崎重工みたいな会社)がオリンピックというイベント集客を利用した新型車両のデモを兼ねて協力しちゃいましょう!なんてことで、今回の期間限定運行になったそうで・・・コレってホント凄い!

凄いと言えば、以前のブログで路面電車ネタを書いてた頃は、日本でも超低床の路面電車が走り始め、ようやく車両もヨーロッパ並みになってきたなぁ~なんて感じの昔ながらのちんちん電車から、いわゆるLRT(Light Rail Transit)の時代が日本にも来たなって言う感じのことを書いてたんだけど、時の流れは更なる技術革新となって、凄いちんちん電車をうみだしていたのです。(自分が知らなかっただけなんだケド・・・)

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この電車の写真、よぉ~く見るとパンタグラフが上がってない。つまり、架線(電線)の無いところでも走れる電車ができたってことで・・・日本は昭和の高度成長期に日本中にあった路面電車網が増える自動車の交通に妨げになるってことで、どんどん廃止になっていったんだけど、近年のエネルギー問題や地球温暖化問題なんかをうけてクリーンな乗り物としてモーダルシフトの一環として路面電車を見直そうって動きがあって、国土交通省がそれに対して援助金をつけようなんてことで、日本全国の地方都市で路面電車を走らせようと言う取り組みが一時盛り上がった。けれど、一度外した線路を敷くのは並大抵なことじゃなく、更に電車は架線を引いて電気を流さないと走らない。線路は敷けたとしても、この架線を引くとなると、電柱立てたり、電圧を保つためには変電施設だとか、結構な設備投資と施設のための新たな土地の収用問題なんかがあって、莫大な費用が掛かっちゃう。だから、できれば架線は駅の部分だけとか、一部の区間だけにできたらいいのに・・・って言う、費用縮減のためには、電車が電気無しに走れるようになればよいワケ。

・・・ってことで、トヨタプリウスじゃないけど、電池を搭載して、架線のある駅で止まってる間に充電して、架線の無いところでは電池の力で走る・・・なんてことを可能にした電車を川崎重工が開発したのだそうで・・・去年、その電車を実際に札幌市電に持ち込んで実際に走らせてみたそうで・・・

札幌市電と言えば、僕が電車ネタ書いてた頃は、車両の老朽化が激しくて、新たな車両導入の検討をするか、それとも全線廃止するかなんて議論まで出ていて、危うい路面電車路線だったんだけど、やはり最近の世の中の流れで廃止は免れ、更に路線拡張の話にまで発展しているのだそうだ。そこで、路線拡張をするにも、できるだけ建設費が低く済む工夫、更に新しい車両を導入するにしても、将来を見据えて、新しい技術の電車を導入すべきと言うような考え方で、試験運行することになったようだ。

小さい電車好きの僕にとっては、このような新しい技術が開発され、建設費が安くなり、路線拡張や復活などが活性化してくれれば、楽しみも増えるなぁ~なんて・・・。まあ、単純に思うのでありました。





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